乾癬克服への食事 2
グルテンフリーや糖質制限が、生活習慣病やダイエットに効果があるといわれて、実際多かれ少なかれ実践しているひとも多いかと思いますが、なぜ小麦粉がだめなのか、その理由については深く知らない方も多いように感じます。
血糖値が急上昇するから…その程度はわかっているかたは多いかもしれませんね。
前回、乾癬のみならずアトピー、生活習慣病や癌のかたも小麦粉の摂取制限についてお話しましたが、今回は、なぜ小麦粉がよくないのかをお伝えしたいと思います。
もちろん、日常的に小麦製品を取り過ぎて、血糖値の乱降下を招き、万病にかかるといわれますが、その通りだと思います。
わたしたちが口にする小麦製品は、ほぼ繊維やミネラル、ビタミンを削いだ精製されたものですので、糖質のみ摂取しているということですので、当然血糖値は急上昇してしまい、内臓におおきな負担をかけてしまいます。
最近は、”国産小麦使用”の文言が入ったパンやお菓子をよく見かけるようになりましたが、大半の市販の小麦製品は外国産(ほとんどがアメリカからの輸入)で作られています。
このアメリカ産の小麦がからだによくないといわれています。
このアメリカ産の小麦は、原種がわからなくなるほど品種改良され過ぎて、からだにもかなり悪影響があるレベルだそうです。おまけに、畑で育てているときから、日本に輸入するまで、なんと6回も農薬をかけるそうです。(ポストハーベスト問題)
- 1回目は、飛行機から広大な畑に散布
- 2回目は、収穫されて保存のための巨大サイロ(倉庫)で
- 3回目は、港まで輸送するタンクローリーの中で
- 4回目は、輸出港で(病害虫を輸出先に入れないようにするため)
- 5回目は、輸送中、船のなかで燻蒸(くんじょう)といわれる方法で
- 6回目は、日本の港で病害虫を入れないために、たっぷりと農薬かける
これらを聞いて、わたしは恐ろしくて、一気に食べる気がなくなりましたが、みなさんはどうでしょうか?
”みんな食べてるし”とか、”国が基準を決めて、からだに害を及ぼさない程度の農薬をかけているのだからだいじょうぶだろう” ”これだけ小麦粉を食していても、日本は世界一長寿国なのだから、考えすぎじゃないの?とか言われるかたもいます。
もちろん、そのような小麦を食べても、平気なかたもいらっしゃるでしょう。
でも、そんなひと、まれ、じゃないですか?
わたしが乾癬と診断されるまでも、ステロイド軟こうは副作用もなく安全な薬だと
いわれ、そのことばを鵜呑みにして、このざまだったのです。わたし個人としては、到底、このような小麦が安全安心だとは、決して信じられませんし、なんと言っても、わたし自身のからだが、答えを出してくれました。
小麦と精製された白砂糖を断つことは、麻薬をやめるよりも難しいといわれます。
実際、わたしのまわりでも一定期間でもやめられた方は、ほとんどいません。
とりあえず、三日、我慢してみませんか?
スーパーマーケットに行くと、必ず立ち寄るパンコーナーやお菓子コーナーに行かない習慣をつけてみませんか?食欲と理性のせめぎあいで辛い時ではありますが、
二週間くらい続けてがんばると、なんとも思わなくなってきます。
なんの根拠なのか、3の倍数の日で変化が現れるといわれますが、確かにそのあたりで変化を感じました。三か月は少なくとも続けることをおすすめします。
それでも、どーーしても難しい…と言われるのであれば、最初は一日おきにしてみる、三日やめてみるなど、少しづづ間隔をあけていってもいいと思います。
ストレスになることもからだによくないですし、持続していくことが大事だと思います。
今では、たまには国産小麦のパンやパスタを食べたりします。
たまに食べるくらいは影響ないのですが、市販のお菓子を職場で配られたりして、少し食べすぎたりすると、かゆみがでたり、蕁麻疹のようなものがぽつっとできることがあります。そんな時は、ひかえるようにして調整しています。
小麦粉と砂糖との関わり方、ぜひいちど考えてほしいと思います。
なんとなくしんどい…かなり改善されますよ!